円皮鍼

鍼治療というと、細く長い鍼で「チクリ」という感覚があるものを思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、「円皮鍼」とは、シールを貼るだけで、鍼(置鍼)治療と同じような効果が期待できる「置き鍼」となります。

シールの鍼(置き鍼)には、2種類あり

●シールの中央部分に鍼がついているもの

●シールにツボを刺激することができる粒状の金属が付いているもの

があります。

2種類ともほとんど痛みがありませんが、鍼を刺すのが怖い場合や極端に痛みに弱い場合は

鍼のついていない置き鍼が向いているかと思います。

置き鍼の主な効果としては、通常の鍼治療(置鍼)と変わらず、下記の通りとなります。

●肩こりの改善

身体のツボを刺激することにより、血流が促進されますので、血流不良による肩こりは緩和されます

●疲労回復

●痛みの軽減

血流が促進されることにより、血液が増幅し疲労物質も流れやすくなっておりますので、疲労回復や痛みの軽減につながります

スポーツ選手などは、通常の鍼治療(置鍼)と合わせて置き鍼をされている方も多いです。

鍼治療の効果を持続させるためも、鍼治療と合わせて置き鍼治療を行うことをお勧めいたします。

【置き鍼治療】

メリット

●あまり来院できない人でも効果を長く得ることができます

●つけたままの状態で動いたり入浴することが可能です。

●ツボの場所を把握していれば、「セルフ」行うことが可能です。

デメリット

●短い鍼か、粒上の金属しかついていないので、身体の深部へのアプローチはできません。

●3日前後貼りっぱなしにする必要がありますので、肌が弱い人はかぶれてしまう可能性があります。

●背中などに貼ると、自分で剥がすことが難しいです